2026/10/30 01:31
2024.8.1
澄んだ涼やかな空気を抜けていくと、登山口は眩しすぎる朝日が降り注ぎ、身体全体が光に包まれてまるでこのまま自分が消えて無くなりそうな一瞬がありました。躊躇いなく軽やかに吊り橋の奥へと向かう男性2人と小さい男の子の3人連れが私たちの前を行き、旅慣れた様子がとても素敵で、いい夏だなともう私はうっとりしていました。
あった方が良いね!とかさねさんが長さをみてくれて、沢山の忘れ物のスティックからひとつを拝借し山へと歩き始めました。
360度、背丈より高いの草木の中、土と岩が剥き出しになった道が一本。山を成す植物の輪郭全てに鮮明な光が差し、視界はきらきらとずっと美しいまま誘われるように進んでいきます。夢中になって登っていると、不思議といつの間にか意識は内に向かい、自分の足元、汗や呼吸を感じるようになっていきます。もうそんなこともどうでもよくなると、いつの間にか標高が高くなり一気に視界が開け、見下ろす先に山々の景色が広がって、とても開放的。来たねという感じでふっと風が吹き抜けて、いい匂いで心地よく清々しい感じです。しばらくの間、たっぷり水分を補給します。休憩ポイントでひと休みしているそこに居合わせた人々が、みな今ここにいることを感じているというありそうでない共有感がありました。1970m。
登るにつれてここから先はだんだんと植物の種類が変化していくのを感じます。青い空と広がる緑の中にぽつんとひとつ、またひとつと、光をいっぱいに浴びた小さな花が鮮やかな姿で足元に佇んでいます。強い陽射しに花々の輝きはひときわ愛らしく、可愛いなぁ可愛いなぁと見つけていきながら、こうしてずっと上まで続いていきます。
